2010年8月11日水曜日

「蒼空時雨」 綾崎隼

初読みの作家さんです。デビュー作らしいです。
雨宿りから始まるお話ですね。
私雨はそんなに好きじゃないですけど、雨って雰囲気というか、背景は好きです。
ざあざあ降ってる雨見るとどんよりするんですけど、なんだか雨に触れたくなるんですよね~。
あと、高いところから見る傘も好きです。


〈内容〉
ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。
買える場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央野の心を解いていった。
やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。
その内容に驚く零央だったが、しかし、彼にも重大な秘密があって・・・。



すごいスピードで読んでしまいました。
たくさんの物語が折り重なっていて、まるで1つの話じゃないようでした。
人間関係もごたごたで大変だったけど、最後にスッキリとした気持ちになりました。
たくさんの「悲しい」「つらい」「楽しい」「嬉しい」経験をしていきた、登場人物が悩んで悩んで、それでもまっすぐ生きようと、気持ちを伝えようとしているのがとても心に残りました。よかったです。
たくさんお出会いがあるけど、そのひとつひとつを大切にしたいと思いました。

雨がたくさん出てくるんですけど、不思議と暗いだけの話ではなく、私の中では爽やかなイメージの作品になりました


あんまり関係ないんですけど、雲の隙間から見える光のことを『ヤコブの梯子』というらしいです。
なんか素敵な名前をつけてもらってますね。



続編とかもできるのかな?
次回作も楽しみです。

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