『サンドリヨン』ていうのはシンデレラのことらしいですね。
綺麗な名前ですよね。
また、『灰かぶり』ともいうらしいです。
こちらはちょっと悲しい名前ぢゃありませんか?
なんだか名前がたくさんありますね。どれもはじめて知りました。
〈内容〉
ポチこと須川くんが、高校入学後に一目惚れしたクラスメート。不思議な雰囲気を持つ女の子・酉乃初は実は凄腕のマジシャンだった。
放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』でマジックを披露する彼女は、須川くんたちが学校で巻き込まれた不思議な事件を、抜群のマジックテクニックを駆使して鮮やかに解決する。
それなのに、なぜか人間関係には臆病で、心を閉ざしがちな初。
はたして須川君の恋の行方は―。
『サンドリヨン』・・・その不思議な題名に惹かれて手に取ったこの本は、とても爽やかな学園モノでした。
物静かでいつも一人の初が、マジックを演じるときは人が変ったように華やかな存在になる。
とっても魅力的でなんとなく儚い存在の初は魅力的でした。
そこに登場する須川くんは、ひょうひょうとしていて、なぜか憎めないヤツ。
2人のコンビがとてもバランスがとれていました。
須川くんの悩める姿を想像じて、ニヤニヤしました。
また、初の演じるマジックはどれも不思議で、読んでいて鳥肌が立つようなものばかりでした。
そして、学校で起こる数々の謎を解決していく様子は、すごく楽しかったです。
クライマックスの事件は臨場感あふれていました。
か弱く、儚い存在をあんなにも華やかな存在にしてしまえるマジックが、初にとってかけがえのないモノであるように、私にもそんなモノがあればいいなって思いました。
たまに出てくる学園モノならではの、若くてギャグっぽい会話がつぼでした。
少し重い内容もあったけれど、場面が軽やかに進んでいって、全体的に読みやすかったです。
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