2010年12月20日月曜日

「こうばしい日々」 江國香織

冬休みに入りました。
本読み放題ですね。
学校の図書室の先生に「冬休みなんて、寝てるか食べてるかしかないんだから、たくさん本借りていきなさい」って言われました。
全くその通りだと思います!!はは。
まぁ、本を読んだところで痩せるわけじゃないですけどね~。


〈内容〉
ウィルミントンの町に秋が来て、僕は11歳になった。映画も野球も続きの本も気になるけど、1番気になるのはガールフレンドのジルのことなんだ……。アメリカに住む日本人の大介の日常を鮮やかに綴った表題作『こうばしい日々』。結婚してしまった姉の元恋人に恋するみのりの、せつない恋心を綴った『綿菓子』


今まで江國さんの話はなんとなく合わない感じがしていたんですけど、今回はぴったんこでした。
他と比べると大人っぽくないからかな。
1日で読めちゃいました。

『こうばしい日々』はなんとなくおもしろい。日本人かぶれだとか、アメリカかぶれとか。
その間で奮闘する少年がよく描かれているなって思いました。
でもなんと言っても頭の中は女の子のことばかり。
また、ちょっと不思議な青年、ウィルがよかったです。

『綿菓子』では主人公は女の子。
矛盾のない恋って、言うのは簡単だとは思います。
世の中の人はその矛盾のない恋をしようとしてたくさん失敗している。
もしくは矛盾のない恋に背を向けえいると思います。
だからこそ、この本の主人公・みのりが真っ直ぐに恋しているのがまぶしいなって思いました。
とてもせつないし、楽な恋じゃないのはわかっているのに、彼女は恋をしていました。
周りに流されることがなく。
みのりのおばあちゃんもしうなんだなって、思います。
私もしたいって、憧れます。



解説を読み、あぁなるほど。
どっちもよく読んでみると、同じような内容だったりします。
でも全然内容が違う。
そこら辺がその辺の人と違うのかなって思います。

2010年12月18日土曜日

「ユージニア」 恩田陸

土日が来ました。
本が読める時間というのは幸せなものですね。
これから冬休みなので、時間がたっぷりです。うふふ。


〈内容〉
「ねぇ、あなたも最初に会ったときに、犯人って分かるの?」こんな経験は初めてだが、俺は犯人が分かった。犯人は今目の前にいる、この人物だ…。
かつて世間を揺るがせた、名家の大量殺人事件。数十年を経て解き明かされていく、残された者たちの思い。いったいなぜ?そして真実は…。



まったく不思議な話でした。
読んでいる最中何度も何度も前のページを読み返しました。こんなにもじっくりと読み、前のページを読み返した本は初めてでした。
でもそれでもわからない!!
キーワードが次々と出てきて、こうなのかしら、そうなのかしら、と解釈していっても謎が多く残りました。
でもその不思議が不快ではないところがさすがだと思いました。
この作品にすごくよく合う不思議な感じがなんとなく良かったです。
たくさんの登場人物が、事件に関する話をしていくんですけど、話から出てくるキーワードがどのように話を構成していくのか考えるのが楽しかったです。

もう一回よんで、今とは違う解釈を生んでみたいと思いました。

2010年12月11日土曜日

「勝手にふるえてろ」 綿矢りさ

先月から今月はたくさん本読んでる気がしています。気のせい…?
さすが読書の秋でしょうか。12月はまだ秋なのでしょうか。
きっと私は季節がずれているのでしょう。まだまだ冬は来ないでいいです…。


〈内容〉
賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。恋愛、しないとだめですか。



真っ直ぐな人なんだと思います。気持ちを1つに傾けてしまい、めんどうなことになってしまう。
でもその不器用で意地汚い感じが、人間らしいなと思いました。
周りの登場人物も、あぁどこかにいそうだって思えるほど人間ぽかったです。
ドードー鳥のように絶滅していく恋をどうにかしようとする主人公は、恋愛をしないとだめかと聞いているのに、一生懸命でした。
求めること、欲しがることをやめようと思っても、人間は結局競争をしてしまうのだと思います。

個人的にはいちばん最後がよかったです。
このために読んでいた感覚がなんとなく、気持ちよかったです。









どの本が名作で、どの本がつまらないかまだよくわからない私が読んで、なにかと難癖つけるようなことはしたくないと思う今日この頃です。
私がどう頑張ったって、人が満足に読める物語を描くことは不可能なんですし。
まだ読書経験も少ないし、有名な日本文学を読んで深い感動を味わえるほど、したが肥えていません。
だからただの感想にしかならない、深くまで読み詰めることができないです。
この本がどう面白いのか、どう退屈なのかくらいのことしか書くことができません。
きっと、もっといろんなことを経験していけば、わかることも多くなるのかもしれません。
でも人の批判が「どうして?」と感じることがなんとなく嫌です。
人と同じ感情なんて持つ必要なんてないけれど、そう思えない私が未熟な感じがします。
最近少し悩みです。

きっと大人になってしたが肥えていったら、もう1回読んでもっとかっこいい感想を書けるようになってみせます。

2010年12月9日木曜日

「植物図鑑」 有川浩

有川さんは『阪急電車』以来でしょうか。
お久ぶりになります。やはりと言いますか、キュンキュンでした。はは。


〈内容〉
ある日道端に落ちていた彼。「お嬢さんよかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」「あらやだ、いい男」樹木の樹とかいてイツキと読むんだと、サヤカは大きな拾いモノをする。今まで気づかなかった野に咲く草や花が二人を結ぶ…。


まず表紙が可愛かった。
思わず手に取っちゃうかんじですね。
内容もまた可愛かったです。
こんな出会いがあるかといえば、ないのだろうでしょうけど…。
主人公がイツキという拾いもので、人や物との繋がりを深めていくのは心地よかったです。
日々の少しの幸せを大事にしたりしていけそうだと思いました。
本当にふわふわしていて、キュンキュンなお話でした。

甘いお話が大好きで、ほのぼのとしたい人にはおすすめだと思います。