〈内容〉
僕は捨て子だ。その証拠に母さんはへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんていう。でも母さんは僕を誰よりも強く愛してくれる。(「卵の緒」)
急に2人で暮らすことになった異母姉弟。初めて会う2人はぎくしゃくしていたが、しだいにうちとけていく。(「7's blood」)
「親子」、「姉弟」の強い絆を描く、優しい気持ちになれる作品。
瀬尾まいこさんの作品は初読みでした。
最近初読みの作家さんが増えている気がします。
嬉しいことです。
「卵の緒」に出てくるお母さんはすっごく暖かい人だなって思いました。
短い話だったのに、息子のことを本当に愛しているのがとても伝わりました。
登場人物も1人1人優しく、憧れました。
最後のシーンも何とも言えない、暖かさ。いいなって思いました。
朝ちゃんもいい人です。
すごく登場人物の心に入り込めました。
感情に入り込めるのは、作者の文の描き方にあるのだと思います。
育生が主人公のとき、七子が主人公のとき、それぞれぴったりな表現がされていて、主人公の心に入り込めるのだと思います。
真っ直ぐな気持ちを持った少年や、思春期の女の子のもどかしいかんじが文に現れていて、すごいなって思いました。
すごく丁寧な文章を描く人なんだなっていう印象です。
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